私という存在の曖昧さ 軽薄さ
あれから30年
腹から笑うことも
心から幸せなことも
もちろんあった
その時々を味わった
けれど
いつもゼリーの中をギュシュギュシュ歩む
目にする手にする景色
実感じゃない
ワタシデアルアナタガイナイ
アナタデアルワタシダケガイル
ワタシガココニイル
ノハナゼ
あなたが良しとしてくれた
私であるために
ありたいがために
空を埋めるために
私が役に立てること?
投影
ごめんなさい ありがとう
愛してる 許してね
今までのすべてに
私がなんとかしてあげる
してあげたい
それは私が救われたかったから
「お門違いなのはわかっているんです
でももう泣いてもいいですか」
という台詞を『君の膵臓を食べたい』で知って
そう、それだった
心的に距離的に
あなたのそばにいられなかった
私は役に立てなかった