「あ」と発せられた時
全ての「あ」の意味が含まれる
「さ」と発せられた時
全ての「さ」の意味が含まれる
「あさ」という単語そのものに意味はなく
「あさ」のその雰囲気を全部捕まえ表したものが
全ての「あ」と「さ」を孕んだ「あさ」となる
(例えば「朝」をイメージして感じてみる
「朝」がまだ名づけられてないものだとして
でもそれを表そうとしたら「あ」「さ」が
ピッタリだったって感じ)
なので
「かなしい」という単語に「かなしい」という
感情をのせるのではなく
「か」「な」「し」「い」を一音一音感じてみる
と 「かなしい」という情が向こうから訪れる
それをそのまま発すると
一音一音が解き放たれて
音は嬉しくて手足を持って歩いていく
響いていく 踊っている
言葉に感情をのせようとすると
頭が働いてしまう
言葉(音)に心が呼応すると
自ずと感情が立ち上がる
とりあえず私達は急ぎすぎてる 忙しすぎてる
音を 心の響きを待てなくなってる
だからこそ
言葉の使い方は丁寧に注意を払う
今はそういう時期